フクモモさんの思い出アルバム

フクモモさんの思い出アルバム

フクモモさんの思い出アルバム No.0034|すてきだったのっ

やわらかなピンクの花びらがひらき、その真ん中に黄色の光が宿っているようだった。そっと風に揺れるたびに、甘くてやさしい香りが広がってくる。語り手として目を閉じると、フクモモさんとフラワック姉妹の会話が、その香りの中から浮かんできた。
フクモモさんの思い出アルバム

フクモモさんの思い出アルバム No.0033|みていたのっ

淡いピンクや黄色の花が揺れる花壇の中で、まだ咲きかけの花がひときわ目立っていた。小さなつぼみから花びらが少しずつのぞき、その瞬間をじっと見守る時間は、まるで息を合わせるような静けさだった。語り手として耳を澄ますと、フクモモさんとひげちょうさんの声が、花の香りに混ざって聞こえてきた。
フクモモさんの思い出アルバム

フクモモさんの思い出アルバム No.0032|ふいてきたのっ

空には刷毛で描いたような白い雲がのび、草花の上をやさしい風が通り抜けていた。心もからだもほどけてしまいそうな、そんな穏やかな午後。語り手としてその景色を見つめると、フクモモさんとどりとりさんの声が、風のざわめきに混ざって聞こえてきた。
フクモモさんの思い出アルバム

フクモモさんの思い出アルバム No.0031|まちどおしいのっ

青い空の下、まだ固く閉じた蕾が陽の光を受けていた。その小さな姿は、未来の秘密をぎゅっと抱えているようで、見ているだけで胸が高鳴る。――語り手として耳を澄ますと、フクモモさんとひげちょうさんの声が、風の中でそっと重なっていた。
フクモモさんの思い出アルバム

フクモモさんの思い出アルバム No.0030|あそんだのっ

花畑一面に広がる黄色い花。その明るさはまるで小さな太陽がいくつも並んでいるようで、風に揺れるたびに光の笑い声がこぼれていた。――語り手として目を凝らすと、フクモモさんとうたぎさんの声が、花々のざわめきに混ざって響いていた。
フクモモさんの思い出アルバム

フクモモさんの思い出アルバム No.0029|うれしかったのっ

鮮やかなオレンジの花びらが大きく開いていて、まるで朝日がそのまま咲いたみたいだった。花の真ん中からはやさしい光があふれて、見るだけで心が温かくなる。――語り手として耳を澄ますと、フクモモさんとフラワック姉妹の声が、その花の中に溶けて響いていた。
フクモモさんの思い出アルバム

フクモモさんの思い出アルバム No.0028|ねちゃってたのっ

葉っぱの上に幾重もの緑の線が走り、まるで自然が描いた不思議な模様のキャンバスのようだった。――語り手としてその静かな景色を見守ると、フクモモさんとどりとりさんの声が、緑の風に乗って聞こえてきた。
フクモモさんの思い出アルバム

フクモモさんの思い出アルバム No.0027|なかよしだったのっ

赤い花のかたまりが、まるでひとつの大きな花のように見えていた。近づけば小さな花々が肩を寄せ合い、まるで仲良しの子どもたちが集まって遊んでいるよう。――語り手として耳を澄ますと、フクモモさんとひげちょうさんの声が、鮮やかな赤に重なって響いていた。
フクモモさんの思い出アルバム

フクモモさんの思い出アルバム No.0026|みてたのっ

ビルの屋上から見下ろす街は、橙色の光に包まれていた。空には雲が細くのびて、夕焼けのキャンバスに描かれた線のよう。――語り手としてその景色を見守ると、フクモモさんとうたぎさんの会話が、夕暮れの風に混ざって聞こえてきた。
フクモモさんの思い出アルバム

フクモモさんの思い出アルバム No.0025|うごけないのっ

赤い実がぎゅっとかたまりになって枝にぶらさがり、陽の光を受けて宝石みたいに輝いていた。――語り手としてその場をのぞくと、フクモモさんとどりとりさんの声が、笑いを含んで重なっていた。