フクモモさんの思い出アルバム

フクモモさんの思い出アルバム

フクモモさんの思い出アルバム No.0063|さいていたのっ

朝露がまだ残る草むらの中、光の粒がひとつひとつの花びらを照らしていた。小さな白い花たちは、風の歌に合わせて、やさしくうなずいているようだった。その中で、フクモモさんとうたぎさんが並んで腰をおろしていた。
フクモモさんの思い出アルバム

フクモモさんの思い出アルバム No.0062|あそぶのっ

夜の空が、しんと静まりかえっていた。風も音を潜め、遠くの木々がそっと眠るなか、ひとすじの光が雲の間から顔を出す。まんまるではないけれど、優しく照らすお月さまの下で、フクモモさんとどりとりさんが見上げていた。
フクモモさんの思い出アルバム

フクモモさんの思い出アルバム No.0061|みつけたのっ

午後の森は、しずかな甘いにおいに包まれていた。木の枝からぶら下がる小さな実が、ひかりを受けてつやつやと光っている。フクモモさんとうたぎさんが、その下で顔を見合わせていた。
フクモモさんの思い出アルバム

フクモモさんの思い出アルバム No.0060|かんじたのっ

昼下がりの森の中、風が木のあいだをすり抜けていく。葉と葉のすきまからのぞく空は、どこまでも澄んでいて、まるで水のようだった。フクモモさんとうたぎさんは、並んで空を見上げていた。
フクモモさんの思い出アルバム

フクモモさんの思い出アルバム No.0059|さいていたのっ

朝の光がやわらかく地面に降りそそいでいた。白い花びらが風にゆれ、光をすべらせてはまた静かに戻る。その前で、フクモモさんとひげちょうさんが、息をひそめるように見つめていた。
フクモモさんの思い出アルバム

フクモモさんの思い出アルバム No.0058|とんだのっ

空がやさしい青で満ちていた。風がふっと吹きぬけるたびに、すすきの穂がゆれて波のようになる。その上空を、フクモモさんとどりとりさんが、いっしょに風にのっていた。
フクモモさんの思い出アルバム

フクモモさんの思い出アルバム No.0057|おひるねなのっ

昼下がりの風がやさしく揺れていた。黄色い花がひとつ、陽だまりの真ん中でふわりと開いている。その上で、フクモモさんとうたぎさんがぽかぽかと眠りに落ちかけていた。
フクモモさんの思い出アルバム

フクモモさんの思い出アルバム No.0056|みつけたのっ

朝露がまだ葉の上に残っていた。光を透かしてきらめくその隣で、フクモモさんとどりとりさんが小さな紫の花を覗きこんでいた。静かな時間の中で、ふたりの声だけが、そっと風に混じって響いていた。
フクモモさんの思い出アルバム

フクモモさんの思い出アルバム No.0055|あきがきたのっ?

風のにおいが少し変わっていた。夏のあまい香りの中に、どこか澄んだ音が混ざっている。フクモモさんとフラワック姉妹は、枝の先に揺れる柿色の葉を見上げていた。
フクモモさんの思い出アルバム

フクモモさんの思い出アルバム No.0054|ふしぎだったのっ

午後の空気は少し甘くて、光の粒が草むらの上で揺れていた。紫色の花々が風にそよぎ、その香りを追うようにフクモモさんとどりとりさんがやってきた。ふたりは顔を近づけて、じっと花を見つめていた。