⬆︎のアイキャッチは、DALL·E(ダリ)で元画像を補正し解像度を上げています。
元画像は、物語の最後で紹介させていただきます。
淡いピンクや黄色の花が揺れる花壇の中で、まだ咲きかけの花がひときわ目立っていた。
小さなつぼみから花びらが少しずつのぞき、その瞬間をじっと見守る時間は、まるで息を合わせるような静けさだった。
語り手として耳を澄ますと、フクモモさんとひげちょうさんの声が、花の香りに混ざって聞こえてきた。

ねえ、このときの花、覚えてる?
“みていたのっ”って、ぼくずっとずっと咲くのを待ってたんだ。

……うん、覚えてるよ。
君は花がひらくのを待つのが好きだね。
羽音を止めてでも、じっと見つめてた。

だって、あの瞬間ってすごいんだよ。
昨日までのつぼみが、今日には少し色をのぞかせて…。
まるで奇跡の魔法みたいなんだ。

その魔法はゆっくりで、でも確かだ。
だからこそ心が落ち着くんだろうね。

うん…。ぼく、花が咲く音がもし聞こえたらって、よく想像しちゃうんだ。
『ぱちん』ってはじける音か、『ひらり』って舞う音か…。

ふふ、それは君にしか聞こえない音かもしれないね。
でもその音があるから、花を見る時間がもっと特別になるんだろう。

そうかも…。
じゃあ、あの花が咲いた瞬間の“音”は、今もぼくの胸の中に残ってるんだね。
「11年後のレッドリスト」も、咲こうとする命の瞬間を見届けようとしているんだ。
静かで小さな音を、未来に残せたらいいね。
さて次のカードには、どんな“ひらく音”が描かれているのかな。

11年後のレッドリスト|パタゴニアオポッサム:風に削られた、最後の居場所【IUCNレッドリスト比較】
今回は、パタゴニアオポッサム(学名:Lestodelphys halli)が教えてくれた、「生息域の限界点」の話です。気候変動による乾燥化などに悩まされているパタゴニアで暮らすこのオポッサムは、2014年の図鑑では「LC:低懸念」。そして最...

⬆︎の画像は当時の写真を「そのまま」使用しています。
画像の中のURLは、現在「https://ameblo.jp/fukumomo3/」に変更されています。



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