⬆︎のアイキャッチは、DALL·E(ダリ)で元画像を補正し解像度を上げています。
元画像は、物語の最後で紹介させていただきます。
陽ざしの中で、赤い花びらがまるでガラス細工のようにきらめいていた。
花の中心では、小さな虫が一生けんめいに蜜を吸っていて、その姿を見つめるフクモモさんの目がまんまるに輝いていた。
語り手としてそっと見守ると、フクモモさんとどりとりさんの楽しげな声が、花の香りに乗って広がっていった。

ねえねえ、あのときの虫さん、すごくおいしそうに蜜を吸ってたんだ。
“おいしそうだったのっ”って、ぼくも思わず真似したくなっちゃったよ。

あはは!
フクモモさん、花の蜜を飲もうとして花粉だらけになったの、忘れたの?

えへへ…覚えてる。
鼻の先まで黄色くなって、みんなに笑われちゃった。

でもさ、あの虫さん、ほんとに幸せそうだったよね。
小さな身体で、一滴の蜜を見つけては丁寧に味わってさ。

うん。
あの姿を見て、“生きる”ってきっとそういうことなんだなって思ったよ。
小さな幸せを見つけて、大事に味わうこと。

いいこと言うじゃない。
ぼくらも、風や光や声の蜜を少しずつ集めて生きてるのかもしれないね。

そうだね…。
今日の空の色も、未来への蜜になるといいな。
「11年後のレッドリスト」も、小さな命が集める“生きるための蜜”を守ろうとしているんだ。
みんなでその甘さを分け合えたらいいね。
さて次のカードでは、どんな“しあわせの味”が描かれているのかな。

11年後のレッドリスト|ジャイアントパンダ:竹林の静寂に、未来の鼓動が響いた【IUCNレッドリスト比較】
ジャイアントパンダ(Ailuropoda melanoleuca)は、2014年、図鑑に【EN:危機】として分類されていました。2016年、IUCNレッドリストで、【VU:危急】と評価されました。つまり、2014年から2016年にかけて、ジ...

⬆︎の画像は当時の写真を「そのまま」使用しています。
画像の中のURLは、現在「https://ameblo.jp/fukumomo3/」に変更されています。



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