⬆︎のアイキャッチは、DALL·E(ダリ)で元画像を補正し解像度を上げています。
元画像は、物語の最後で紹介させていただきます。
空がやさしい青で満ちていた。
風がふっと吹きぬけるたびに、すすきの穂がゆれて波のようになる。
その上空を、フクモモさんとどりとりさんが、いっしょに風にのっていた。

ひゃ〜!
どりとりさん、見て見て!
今日の風、すごく気持ちいいね!
まるで空がぼくを押してくれてるみたい!

ほんとだね〜!
ほら、風の流れがやさしく渦をつくってる。
まるで“おいでおいで”って呼んでるみたい!

そう言われると、風ってちょっとおしゃべりだね。
“もっと上へ!”って言ってる気がするもん。

うん、でも上のほうは冷たい風も混ざってるよ。
気をつけてね〜。
羽がびっくりしちゃうから!

うんっ。
でもこの感じ、好きなんだ。
地面から離れても、ぜんぜん怖くないんだよ。
風の背中って、あったかいんだね。

それはきっと、風の中にも命のぬくもりがあるからだよ。
森の木や海の潮、ぜんぶがつながってるんだ。

…そうかぁ。
だったら、“11年後のレッドリスト”も、この風みたいに命をつなぐ記録にしたいな。
ひとつひとつのぬくもりを、未来まで運んでいけたらいいね。
空の奥から、ひとすじの風がふたりを包んだ。
すすきの波がそれに応えるように、きらりと光を返す。
次の風が吹いたら、またどこかへ飛んでみようか。

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⬆︎の画像は当時の写真を「そのまま」使用しています。
画像の中のURLは、現在「https://ameblo.jp/fukumomo3/」に変更されています。



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