フクモモさんの思い出アルバム No.0098|ひらきだしたのっ

フクモモさんの思い出アルバム
⬆︎のアイキャッチは、DALL·E(ダリ)で元画像を補正し解像度を上げています。
元画像は、物語の最後で紹介させていただきます。

白い小さな花たちが、まだ夢のなかにいるみたいにうつむいていた。

けれど風がほんの少し強くなると、“いまだよ”と合図するように、ぽつり、ぽつりと花びらがひらいていく。

その写真を前に、フクモモさんとフラワック妹が、ゆっくりと開く花のリズムに合わせるように語りはじめた。


ねえ…見て、フラワック妹さん。
このお花、ゆっくり ゆっくり ゆっくり、ひらきだしてるんだよ…。
ぼく、それを見てたら胸の奥がふわぁってしてきてね。

うんうん、その感じわかるよ〜。
お花ってね、“あせらないでいいんだよ”って言葉を花びらで言ってるんだよ。
わたしも歌うとき、最初の一音はゆっくりひらくんだ〜。

ひらく歌…なんてやさしい響きなんだろう。
この白い花たちもさ、朝の光に少しずつ勇気をもらって、
“よし、今日もひらこうっ!”って気合を入れてるのかもね。

ふふっ、かわいい〜!
でもほんとにそうかもしれないよ。
風の音や虫さんの声を聞いて、自分のタイミングでひらくんだもん。
だれかに決められるんじゃなくて、自分のリズムでね。

ぼくもそうなりたいな…
みんなに合わせすぎずに、自分の“ひらく朝”を見つけられたらって思うんだ。
この花たちみたいに、そっと、でも確かに。

ふたりの言葉にふわっと触れたみたいに、写真の花がもうひとまわり開いたように見えた。


どんな小さな花にも、自分だけの時間とリズムがあるんだよね。
「11年後のレッドリスト」も、そのリズムを守るための小さな道しるべになれたらいいね。

それでは、ひらいた花の香りに導かれるように…

11年後のレッドリスト|イピロスヒナバッタ:切られたリンゴで、数だけ増えた【IUCNレッドリスト比較】
今回は、イピロスヒナバッタ(学名:Chorthippus lacustris)が、もしかしたら「切り分けられたリンゴ」みたいになってるかもしれない…そんな話です。2014年の図鑑では、このバッタは、過去50年のあいだに湿地の排水で生息地の8...
ひらきだしたのっ No.098 2009-10-16 09:35:45
⬆︎の画像は当時の写真を「そのまま」使用しています。
画像の中のURLは、現在「https://ameblo.jp/fukumomo3/」に変更されています。

コメント