フクモモさんの思い出アルバム No.0003|さみしそうなのっ

フクモモさんの思い出アルバム
⬆︎のアイキャッチは、DALL·E(ダリ)で元画像を補正し解像度を上げています。
元画像は、物語の最後で紹介させていただきます。

――夕暮れの色が枝の隙間からにじみ出て、心を少し切なくさせる頃。

写真をひらくと、そこに小さな声がふわりと浮かび上がった。


…この夕陽、少しさみしい匂いがするね。
夏の花の香りが薄れて、秋の風に変わっていく感じ。

ほんとねぇ〜♪
さみしさって、歌になるとやさしさに変わるのよ〜。
『ゆうひは さようならの色、でも あしたのはじまりの色〜♪

…きみたちの歌を聞くと、夕暮れもあったかい。
ぼくは、色に寄り添うのが好きなんだ。
夕陽は悲しいだけじゃなくて、希望を隠してる色かもしれない。

そうそう♪
夏が終わるのも、次の季節にバトンを渡す合図。
だから“さみしい”は、ほんとは未来の予告編なのかもねぇ〜。

…予告編、か。
そう考えると、風の匂いも待ち遠しい。


――ふたりのやりとりは、葉の影に溶けて、夕焼けをやさしく揺らしていた。

「11年後のレッドリスト」は、失われそうな季節や命を、未来に手渡すための小さな合図。

さみしさを希望に変える旅は、まだ続いているんだ。

次にめくる記事では、どんな色が待っているんだろうね。

11年後のレッドリスト|バーナップハンターナメクジ:落ち葉の下で、希望が干からびる【IUCNレッドリスト比較】
今回は、バーナップハンターナメクジ(学名:Chlamydephorus burnupi)が、タマヤスデと手をつないだまま「負のエスカレーター」に乗っている――そんな話です。この種は気候変動の影響を受けて、2014年の図鑑では「VU:危急」で...
さみしそうなのっ No.003 2009-08-26 22:33:25
⬆︎の画像は当時の写真を「そのまま」使用しています。
画像の中のURLは、現在「https://ameblo.jp/fukumomo3/」に変更されています。

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