フクモモさんの思い出アルバム No.0018|みつけちゃったのっ

フクモモさんの思い出アルバム
⬆︎のアイキャッチは、DALL·E(ダリ)で元画像を補正し解像度を上げています。
元画像は、物語の最後で紹介させていただきます。

池のほとり、陽ざしを浴びた草むらに茶色い穂が並んで揺れている。

まるで誰かがこっそり並べたソーセージの列みたいで、思わず笑みがこぼれる光景だった。

――語り手として立ち止まると、フクモモさんとひげちょうさんのやりとりがふんわり聞こえてきた。


見て見て!あのとき、“ソーセージの木”を見つけちゃったんだよ。
ぼく、すごい発見をした気分だったんだ。

……ふふ。
ほんとうはガマの穂だよ。
でも君が“ソーセージ”って呼んだから、ぼくもお腹がすいてきた。

えっ、本当のソーセージじゃなかったのか…。
でもね、あのふわふわの見た目、かじったらあったかそうだったんだ。

ぼくは試さなかったけど、風が運ぶその香りは、森のパン屋みたいで心地よかったな。

ああ、そうだったね。
香りって、目に見えないのに記憶に残るから不思議なんだ。
今でもあの風の味を思い出せるよ。

記憶の中でなら、ソーセージでも花でも自由に咲かせられる。
そういう柔らかい想像が、ぼくらをあたためてくれるんだよ。

うん…じゃあ、あの穂はやっぱり“ソーセージの木”でいいのかも。
そう呼んで、また笑い合えたら素敵だよね。


「11年後のレッドリスト」も、名前を呼んでもらえず消えてしまいそうな命に“記憶”を灯そうとしているんだ。

忘れなければ、未来は変わるかもしれないね。

さあ、次はどんな発見が待っているのか…ランダムなカードをめくってみよう。

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みつけちゃったのっ No.018 2009-09-08 11:37:14
⬆︎の画像は当時の写真を「そのまま」使用しています。
画像の中のURLは、現在「https://ameblo.jp/fukumomo3/」に変更されています。

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