⬆︎のアイキャッチは、DALL·E(ダリ)で元画像を補正し解像度を上げています。
元画像は、物語の最後で紹介させていただきます。
岩のすきまに差し込む光が、ちいさな海の舞台をつくっていた。
そのステージの主役は、ちょこちょこ動くカニさん。
フクモモさんとうたぎさんが、息をひそめてのぞきこんでいた。

ねぇ、見てうたぎさん! カニさんのおめめ、くるくる動いてるよ。
あっち見て、こっち見て、すごく忙しそう。

ほんとだな。
まるで監視カメラみたいに、全部見渡してる。
敵が来ないか警戒してるんだろう。

ふふ、でもちょっとかわいいね。
おめめが回りすぎて、こんがらがっちゃいそう。

おまえの頭の中のほうが、よっぽどくるくるしてるけどな。

うたぎさん、ひどい〜! でも…たしかに似てるかも。
ぼくも好奇心でいつもキョロキョロしてるし。

それがフクモモさんのいいところだ。
カニさんもたぶん、ただ怖がってるんじゃなくて、ちゃんと世界を見てるんだろう。

そう思うと、あのくるくるおめめも、がんばって生きてる証なんだね。
“11年後のレッドリスト”にも、そんな“いそがしい命”をのせたいな。
見逃しちゃいそうな瞬間を、ちゃんと残していきたいんだ。
潮のにおいと、カニさんの足音がかすかに重なる。
その音は、まるで「いまを生きてるよ」と伝えているみたいだった。
次に出会うのは、どんなくるくるした世界だろうね。

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⬆︎の画像は当時の写真を「そのまま」使用しています。
画像の中のURLは、現在「https://ameblo.jp/fukumomo3/」に変更されています。



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