⬆︎のアイキャッチは、DALL·E(ダリ)で元画像を補正し解像度を上げています。
元画像は、物語の最後で紹介させていただきます。
午後の光がゆるやかに傾いて、空気がほんのり金色に変わっていった。
花の赤がやさしく眠るように光って、そこにぽすん、と小さな寝息が落ちる。

…すぅ、すぅ……あれ、あのときもこんな風に昼寝してたね、うたぎさん。

ああ。あの赤い花の群れの真ん中で、風と一緒に寝てた。
おまえ、寝ながら笑ってたぞ。

えへへ、夢の中で花びらが空を飛んでたんだ。
ぼくも一緒に浮かんでて…気づいたら、太陽の上まで行っちゃってたかも。

妄想が本当に空を越えてるな。…でも、静かだった。
風も音も、まるで世界が昼寝してるみたいで。

あの時間、ぼくすごく好きだったな。
何も起きないけど、全部がちゃんと生きてる感じがして。

今の島も、そんな静けさが残ってるといいんだけどな。

うん…。
だから“11年後のレッドリスト”を作ってるんだよ。
静けさの中に消えそうな声を、ちゃんと拾えるように。
ね、風の中で聞こえたらいいな。
花の影が長く伸びて、ふたりの姿をやさしく包みこんだ。
午後の世界は、いまもそのまま夢の続きの中にある。
次のページでは、どんな午後が待っているだろう。

11年後のレッドリスト|パナイオオトカゲ:数字だけが歩き出す森【IUCNレッドリスト比較】
今回は、パナイオオトカゲ(学名:Varanus mabitang)って、「世界中で12頭しかいないの?」って話です。この子は超希少種で、2014年の図鑑では「EN:危機」。そして最新のレッドリストでも、評価は同じく「EN:危機」のままでした...

⬆︎の画像は当時の写真を「そのまま」使用しています。
画像の中のURLは、現在「https://ameblo.jp/fukumomo3/」に変更されています。



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