フクモモさんの思い出アルバム No.0079|なにがあるのっ?

フクモモさんの思い出アルバム
⬆︎のアイキャッチは、DALL·E(ダリ)で元画像を補正し解像度を上げています。
元画像は、物語の最後で紹介させていただきます。

夕方の光が、細い川の表面を銀色に撫でていた。

水音はやわらかく、まるで小さな鈴が転がっていくみたいに響いている。

その流れのそばで、フクモモさんとひげちょうさんが、昔の一枚を覗き込みながら、そっとおしゃべりを始めた。


ねえひげちょうさん…この写真の川、なんだか“旅の入り口”みたいに見えるんだ。
あの時、ぼくはね、水のさきに何があるのか気になって仕方なかったんだよ…。

……すぅ…きれいな流れ……。
水の香り、まだ覚えてる……。

覚えてるの? ひげちょうさんの羽、いつも湿気でふわっとなるもんね。
この川、小さかったけど、きっとどこかの大きな水槽──地球のどこかへ続いてたんじゃないかなあ…なんて思ったりして。

……続いてるよ。水は道……命の道……。

そうだね…どこへ行っても、川があると“つながってるんだ”って感じるんだ。
製作者さんの旅する箱に揺られながら見た川も、もしかしたらこの川と同じ海に帰っていったのかもしれないね。

……海の色、思い出した……。夕方の青……フクモモさんの好きな色……。

そうそう…夜明けの青と夕暮れのオレンジのあいだのね、まだ名前のついてない色。
あの川も、そんな色へ向かって流れていったのかも…。


小さな川の記憶も、命のつながりを感じる手がかりになるんだ。

「11年後のレッドリスト」も、そのつながりを守るための地図になれたらいいな。

それじゃ、次の思い出のページへ。

小さく流れを変えるみたいに…

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なにがあるのっ? No.079 2009-10-04 17:05:57
⬆︎の画像は当時の写真を「そのまま」使用しています。
画像の中のURLは、現在「https://ameblo.jp/fukumomo3/」に変更されています。

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