⬆︎のアイキャッチは、DALL·E(ダリ)で元画像を補正し解像度を上げています。
元画像は、物語の最後で紹介させていただきます。
猫じゃらしの森は、揺れれば揺れるほど光をつかまえて、金色の粒を空に放っていく場所だった。
さらさら、ときどき、ふわり。
そんな音を背景に、フクモモさんとひげちょうさんが、あの日の“いっぱい とんだ”時間を思い出しながら語りはじめた。

ひげちょうさん、あの時ぼくら、猫じゃらしの森をいっぱい いっぱい いっぱいとんだよね。
風が背中を押してくれて、“ほら、もっと上へ”って言ってるみたいで…すごく楽しかったんだ。

……ふわふわの風……。
猫じゃらしが、おててをふってた……。
ぼく、羽が勝手にひらいた……。

えへへ、ひげちょうさんの羽、あの時すっごく嬉しそうだったよ。
猫じゃらしがね、触れると“くすぐったいよ〜”ってはね返してくるの。
ぼく、それが楽しくて、何度も飛んじゃった。

……ぼくも……。
猫じゃらしが光って、空がきらきらして……。
フクモモさんが笑うたびに、森があったかくなった……。

そんなふうに思ってくれてたんだ…うれしいなあ。
猫じゃらしの森って、小さくても“冒険してる”って感じがあるんだよね。
足が地面につかなくても、心がふわぁって浮くみたいで…。

……また飛びたい……。
風の中で…いっしょに……。
ふたりの声が風の粒になって、猫じゃらしの穂がふるりと揺れた。
その揺れは、あの日の小さな冒険の続きをそっと語っているようだった。

こうした小さな草原の“森”も、虫や小鳥たちの大切な居場所なんだよね。
「11年後のレッドリスト」も、その居場所を守る未来を願うための合図になれたらいいよね。
それでは、風に押されるみたいに…

11年後のレッドリスト|バラノドズキンフウキンチョウ:息をひそめた、最後の森【IUCNレッドリスト比較】
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⬆︎の画像は当時の写真を「そのまま」使用しています。
画像の中のURLは、現在「https://ameblo.jp/fukumomo3/」に変更されています。



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