⬆︎のアイキャッチは、DALL·E(ダリ)で元画像を補正し解像度を上げています。
元画像は、物語の最後で紹介させていただきます。
光の粒が、赤い木の実の表面でぱらりとはねていた。
熟しているのか、まだなのか──その境目の色がとてもきれいで、だれかの「しりたいのっ」という声が、写真からにじみ出てくるようだった。
その前で、フクモモさんとどりとりさんが、赤い実のひみつをめぐっておしゃべりを始めた。

ねえどりとりさん…この実、おいしそうでしょ?
でもね…ぼく、たべられるのかどうか、すごく すごく すごく知りたいのっ。

ふむふむ〜、この赤いやつね!
鳥の世界じゃ“当たりの実”と“はずれの実”があってさ、
甘いのもあれば、ひょえ〜ってなるくらい渋いのもあるのよ。
ぼくらはクチバシでちょいっとつついたら分かるんだけどね〜。

ひょえ〜ってなるのはちょっとこわいなあ…。
でも、この色…ほら、太陽に照らされてるところなんて、
“ぼくを食べて!”って言ってるみたいじゃない?

たしかに、実って自分を見つけてもらうために色を変える子もいるんだよ。
でもね、じつは“食べてほしくない実”が真っ赤になることもあるの。
種を守るために“まちがって食べないで〜!”ってアピールしてる場合もあるんだとさ。

えぇぇ〜!
赤いからって、ぜったい甘いわけじゃないんだね。
ああ…やっぱり、自然ってふしぎでかわいくて、ちょっといたずらっ子だね。

だからこそ面白いんだけどね!
もし本当に気になるなら、風のにおいを吸ってごらん。
甘い香りがしたら“当たり”、しなかったら“まだだよ〜”ってことかも。

なるほど…風に聞いてみるのもいいね。
ぼく、赤い実のひみつをもっともっと知りたくなってきたよ…。
ふたりの声にあわせるように、赤い実が太陽の光をひときわ強く拾って、ちいさく瞬いたように見えた。

自然の“しりたい”を追いかけることは、
世界のいのちを守る第一歩なのかもしれないね。
「11年後のレッドリスト」も、その“しりたい”を未来へつなぐ扉であれたらいいな。
それでは、次の出会いへ。木の枝をつたうみたいに…


⬆︎の画像は当時の写真を「そのまま」使用しています。
画像の中のURLは、現在「https://ameblo.jp/fukumomo3/」に変更されています。



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