フクモモさんの思い出アルバム

フクモモさんの思い出アルバム

フクモモさんの思い出アルバム No.0107|みゅ~ん

昼の光がやわらかく滲んで、背景が絵の具みたいに溶けてる。葉っぱの先に、みどりの小さな命がちょこんと乗って、「みゅ~ん」って音だけが風にのびていくみたいだった。
フクモモさんの思い出アルバム

フクモモさんの思い出アルバム No.0106|とんじゃうのっ

朝の空がまだやわらかくて、森の稜線がふわっと光ってる。古い写真の端には「とんじゃうのっ」って、ちいさな足あとみたいに残っていた。語り手は、その一枚が風の背中を思い出させるのを見ていた。
フクモモさんの思い出アルバム

フクモモさんの思い出アルバム No.0105|あそぶのっ

やわらかな午後の光が、ちいさなお花畑をそっと包んでいる写真なんだ。これも、2009年の旅の途中で製作者さんが撮ってくれた一枚だね。横では、フクモモ島から来た仲間たちが、むかしの自分たちをくすぐったそうに眺めているよ。――ここからは、フクモモさんとひげちょうさんの会話だよ。
フクモモさんの思い出アルバム

フクモモさんの思い出アルバム No.0104|とんじゃったのっ

午後の空は、雲がゆっくり形を変えながら流れていくんだ。その向こう側で、だれかの心もふわりと軽くなる瞬間がある…。今日は、その空を見上げた フクモモさん と どりとりさん が、思い出の扉をひらくよ。
フクモモさんの思い出アルバム

フクモモさんの思い出アルバム No.0103|つめたかったのっ

朝露がころりと光るだけで、時間がゆっくりほどけていくように思えるんだ…。2009年のあの写真には、そんな静けさがまだ息づいているよね。
フクモモさんの思い出アルバム

フクモモさんの思い出アルバム No.0101|きになるのっ

水路の底には、昨夜のしずくがまだ残っていて、ゆっくりと細い光をゆらしていた。その先は少し暗くて、見えないぶんだけ物語が潜んでいるようで、静かな朝は “気になる” という気持ちをそっと育てていた。その写真を前に、フクモモさんとうたぎさんが、水路のむこうの世界を探るみたいに語りはじめた。
フクモモさんの思い出アルバム

フクモモさんの思い出アルバム No.0100|かおりがしたのっ

枝いっぱいに咲いた橙色の小さな花が、空気そのものを甘くしてしまうように揺れていた。鼻先にかすかに触れるその香りは、だれかを思い出させる懐かしさと、今日だけのよろこびをいっしょに運んでくる。その写真を前に、フクモモさんとフラワック姉が、“すてきなかおり”のひみつを分け合うように話し始めた。
フクモモさんの思い出アルバム

フクモモさんの思い出アルバム No.0099|しりたいのっ

光の粒が、赤い木の実の表面でぱらりとはねていた。熟しているのか、まだなのか──その境目の色がとてもきれいで、だれかの「しりたいのっ」という声が、写真からにじみ出てくるようだった。その前で、フクモモさんとどりとりさんが、赤い実のひみつをめぐっておしゃべりを始めた。
フクモモさんの思い出アルバム

フクモモさんの思い出アルバム No.0098|ひらきだしたのっ

白い小さな花たちが、まだ夢のなかにいるみたいにうつむいていた。けれど風がほんの少し強くなると、“いまだよ”と合図するように、ぽつり、ぽつりと花びらがひらいていく。その写真を前に、フクモモさんとフラワック妹が、ゆっくりと開く花のリズムに合わせるように語りはじめた。
フクモモさんの思い出アルバム

フクモモさんの思い出アルバム No.0097|まつのっ

ひんやりした空気の中、細い茎がゆっくりと揺れていた。小さなつぼみは、まだ眠そうに首をすくめていて、「いまじゃないよ」とでも言うように光をやわらかくはじいていた。その写真を前に、フクモモさんとうたぎさんが、花が咲く前の静かな時間を思い出しながら語りはじめた。