フクモモさんの思い出アルバム No.0101|きになるのっ

フクモモさんの思い出アルバム
⬆︎のアイキャッチは、DALL·E(ダリ)で元画像を補正し解像度を上げています。
元画像は、物語の最後で紹介させていただきます。

水路の底には、昨夜のしずくがまだ残っていて、ゆっくりと細い光をゆらしていた。

その先は少し暗くて、見えないぶんだけ物語が潜んでいるようで、静かな朝は “気になる” という気持ちをそっと育てていた。

その写真を前に、フクモモさんとうたぎさんが、水路のむこうの世界を探るみたいに語りはじめた。


ねえうたぎさん…このさきって、なにがあるんだろうね?
すごく すごく すごく気になるのっ。
水の音が小さくて、なんだか“ひみつの道”みたいなんだ。

ひみつの道…たしかに、そんな雰囲気はあるな。
こういう水路って、畑へ行ったり川につながったり…
生き物たちの通り道にもなってるんだぞ。
ちいさなカエルとか、虫とか、いろいろなやつが行き来してる。

えっ、じゃあぼくらが知らない旅人さんが、
ここをこっそり歩いてるかもしれないんだね。
うわぁ…いっそう気になっちゃうよ…!

ただな、むやみに追いかけると迷ったり危なかったりもする。
“知りたい”って気持ちはだいじだけど、
ちゃんと立ち止まる場所も決めとくんだぞ。

うん…たしかに、
見えないさきには、優しいものも怖いものも混ざってるよね。
でもね、ぼく…その先に吹いてる風の匂いだけは感じたいんだ。
世界がどこへ流れていくのか、ちょっとだけ教えてくれそうで…。

ふふ、そういうところがお前らしいな。
じゃあ、風だけ一緒に確かめに行ってみるか。
そのくらいなら、ちょうどいい冒険だ。

ふたりが耳をすませると、水面がふるりと揺れ、まるで “ここから物語がつづくよ” と合図をしたようだった。


小さな水路にも、生き物たちの大切な道が流れているんだよ。
「11年後のレッドリスト」も、その道を未来へ守るための羅針盤になれたらいいな。

それでは、ひみつの先をそっとのぞくみたいに…

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きになるのっ No.101 2009-10-17 07:09:08
⬆︎の画像は当時の写真を「そのまま」使用しています。
画像の中のURLは、現在「https://ameblo.jp/fukumomo3/」に変更されています。

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