フクモモさんの思い出アルバム

フクモモさんの思い出アルバム No.0077|すいてきたのっ

月の光が、しずかにフクモモ島の海面をなでていた。ぼくは、その景色の端でふわりと耳を澄ます。どうやら、あの頃の写真をひらいた仲間がいるみたい…。
フクモモさんの思い出アルバム

フクモモさんの思い出アルバム No.0076|のんびりしていたのっ

潮の香りが残る午後の岩場。古い写真立ての中で、光を浴びるかにさんが小さく笑っていた。タイトルは「のんびりしていたのっ No.076」。太陽のぬくもりの下、フクモモさんとうたぎさんが写真を見つめていた。
フクモモさんの思い出アルバム

フクモモさんの思い出アルバム No.0075|つんであったのっ

淡い朝の光が差し込む部屋。棚の上に古い写真が立てかけられていた。「つんであったのっ No.075」――2009年10月3日、ぼくと製作者さんが旅の途中で撮った一枚。そこには、小さな本や箱が積み上がり、静かな時間が流れている。
フクモモさんの思い出アルバム

フクモモさんの思い出アルバム No.0074|おいしそうなのっ

陽だまりの中、草の間からのぞく茶色い光。それはまるで宝石のように、つやつやと輝いていた。
フクモモさんの思い出アルバム

フクモモさんの思い出アルバム No.0073|みつけちゃったのっ

朝露の残る草むらの中で、フクモモさんとうたぎさんは足を止めた。そこには、ぱっくりと口を開けた栗のイガ。秋の光を浴びて、つやつやと輝いている。
フクモモさんの思い出アルバム

フクモモさんの思い出アルバム No.0072|たべたいのっ

森の奥、風に乗って木の葉がさらさらと音を立てていた。フクモモさんとうたぎさんは、木の枝の上でまんまるな栗のイガを見つけて足を止めた。
フクモモさんの思い出アルバム

フクモモさんの思い出アルバム No.0071|びっくりしたのっ

空はまだ朝の白さを残していて、雲がゆっくりとかたちを変えていた。その静けさの中、突然「ゴォォォォッ」と音がして、フクモモさんはびっくりして目をまんまるにした。
フクモモさんの思い出アルバム

フクモモさんの思い出アルバム No.0070|おおきかったのっ

昼下がりの森の中。やわらかな光が葉のすきまからこぼれ落ち、白い花びらをそっと照らしていた。フクモモさんとうたぎさんは、大きな豆の花の前で足をとめる。
フクモモさんの思い出アルバム

フクモモさんの思い出アルバム No.0069|みつけたのっ

秋の空はすこし白くにじみ、風の音がやさしく木の枝をゆらしていた。見上げると、大きなさやがぶら下がっている。まるで空からぶら下がる“緑の船”みたいだった。
フクモモさんの思い出アルバム

フクモモさんの思い出アルバム No.0068|たのしみなのっ

夕暮れの光がやわらかく差しこむ庭。赤いつぼみが、まだ少し恥ずかしそうにうつむいている。そのそばで、フクモモさんとうたぎさんが顔を寄せ合っていた。