⬆︎のアイキャッチは、DALL·E(ダリ)で元画像を補正し解像度を上げています。
元画像は、物語の最後で紹介させていただきます。
——朝露の残る草むらの中で、フクモモさんとうたぎさんは足を止めた。
そこには、ぱっくりと口を開けた栗のイガ。
秋の光を浴びて、つやつやと輝いている。

うたぎさんっ!
みてみてっ!
ひらいてるのっ!
クリさんが“こんにちは”ってしてるのっ!

ほんとだねぇ。
昨日はまだ閉じてたのに、もう秋の風に誘われたんだろうね。

ねぇ、これって“おかあさんの手”がもう離れたってことなの?

そうそう。イガのおかあさんは、“もうだいじょうぶ”って見送ってるんだ。
中の栗が立派に育った証拠だよ。

うわぁ…
なんだか“卒業式”みたいなのっ!

ふふ、いい表現だね。
秋は“森の卒業シーズン”なのかも。
葉っぱも、実も、それぞれの旅に出るんだ。

じゃあ、ぼくたちもお祝いしようっ!
おめでとう、クリさんっ!
たび、がんばってねっ!

きっと、どこかでまた芽を出すよ。
森のどこかでね。

……“11年後のレッドリスト”にも、そうやって“また芽を出した命”が、いっぱいのってたらいいなっ。
風がそっと吹いて、栗のイガの中にひとすじの光が差しこんだ。
それはまるで、新しい物語のはじまりの合図のようだった。
次のページでは、どんな“秋の卒業生”に出会えるのだろう。

11年後のレッドリスト|パナイオオトカゲ:数字だけが歩き出す森【IUCNレッドリスト比較】
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⬆︎の画像は当時の写真を「そのまま」使用しています。
画像の中のURLは、現在「https://ameblo.jp/fukumomo3/」に変更されています。



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